
最近昔に比べて地震が多くなったと感じている方は少なくないのではないでしょうか?大震災と呼ばれるような大規模な地震も頻繁に起こるようになり、住宅の耐震性能が重要視され始めています。本記事では、地震保険には加入したほうが良いのかについて解説します。地震が不安で保険に加入するか迷っているという方はぜひ参考にしてください。
自然災害増加の原因
地震やハリケーンなどの自然災害が昔に比べて増えてきているとご存じでしたか?ここ20年アジアを中心に世界中で自然災害が増加してきています。国連からは、地震などの自然災害が増加した原因は気候変動によるところが大きいと発表されており、この状況が長く続くと世界全体が今よりも住みづらくなってしまうと考えられています。
地震保険とはどのようなもの?
最近になってよく耳にするようになった地震保険とはどのような物なのでしょうか?地震保険とは、地震などによって住宅や家財に被害が出た際に補償を受けることができる保険のことです。補償の対象範囲や補償額などは、ほかの保険同様に加入する地震保険によって違います。
なお地震保険は、単体で加入することができず、加入のためには火災保険に加入することが必須条件となっているケースが非常に多いです。地震保険に加入する際は加入条件をしっかりと確認するようにしましょう。
地震保険に加入するべき理由
最近地震保険に加入する方が昔に比べて増えてきています。地震保険に加入するべき理由には、どのような理由があるのでしょうか?
ここでは、地震保険に加入したほうが良い理由を解説します。いまいち加入するべき理由がわからない、まだ加入するか迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。
地震の頻度が高いため
地震保険に加入するべき理由一つ目は、日本の地震の発生頻度が高いことです。日本は他国に比べて圧倒的に地震の発生頻度が高いです。小さな地震は日常茶飯事ですし、数年数十年に一度という頻度で大震災と呼ばれるような大規模な地震も発生しています。
単純に計算しても地震に合う確率が高ければ地震によって自宅に大きな被害が出てしまう可能性も高くなるため、日本の地震の発生頻度の高さは地震保険に加入するべき理由であるといえます。
地震が起こった際の被害額が大きいため
最近の住宅では地震のための対策が万全に施されているため、地震の衝撃で全壊・半壊してしまう確率が昔に比べて低くなりました。しかしいくら地震による住宅の全壊・半壊の確率が下がったといっても、地震で自宅にひび割れや亀裂などが入ってしまった際の被害額はとても大きいです。
地震はいつ発生するかわからず、対策をしていたら必ず被害が防げるというものではありません。金銭的に十分な余裕がなく自宅の補修費用が不安という方ほど、地震保険に加入しておくことがおすすめです。
地震保険加入時にチェックするべきポイント
ここでは地震保険への加入を考えている方のために、地震保険に加入する際にチェックすべきポイントについて解説します。
保険料がいくらか
加入する地震保険によって月々の保険料がいくらになるかは違ってきます。月々の保険料がいくらくらいになるのかは、地震保険に加入する前に必ず確認するようにしましょう。
地震保険は地震保険だけで加入することができず、火災保険との同時加入が保険加入の必須条件となっているところも多く見受けられます。火災保険との同時加入が必須なのか単体で加入できるのかによっては、月々の支払額も大きく変わってくる可能性があるので加入条件についても併せて確認するようにしましょう。
補償の対象範囲
加入する地震保険によって補償の対象範囲は建物だけ家財だけなど違っています。地震保険に加入する際は、補償の対象範囲は必ず確認するようにしましょう。戸建て住宅であれば家財と建物に加入し、分譲マンションであれば専有部のみ家財と建物の加入がおすすめです。賃貸住宅であれば建物の加入は必要ないため家財の地震保険を検討するようにしましょう。
なお、一般的に最近建てられた住宅であれば、地震保険は建物よりも家財の方が支払われやすいといわれています。これは最近の住宅の住宅性能が上がり地震の際に建物の構造部に大きなダメージを受けることが減ったことが要因であると考えられています。持ち家の場合は家財と建物の両方に加入することがおすすめですが、家財と建物どちらか一つに絞って費用を抑えたいのであれば家財を優先することがおすすめです。
割引の有無
地震保険では、保険に加入する建物の築年数などによって割引が用意されていることが多いです。築年数や住宅の耐震等級などを条件とした割引が用意されていることが多いため、地震保険を選ぶ際は割引の有無や内容もしっかりと確認するようにしましょう。
まとめ
本記事では、地震保険には加入したほうが良いのかについて解説しました。いかがだったでしょうか?地震はいつ発生すると断言できるものではないため、不安な方は加入をしておいたほうが、万が一の事態が起こった際に安心です。
加入する地震保険を選ぶ際は、割引の有無、補償の対象範囲、月々の支払額をしっかりと確認するようにしましょう。保険によっては被害があった際に補償を受けられなかったなどのトラブルも発生しているので評判も併せてチェックすることがおすすめです。本記事が地震保険の加入で迷っている際に、役立てば幸いです。